【茨城県】魅力度最下位は嘘!自然x伝統x食が最高なひたちの国

全国都道府県の魅力度ランキング2018年で6年連続で最下位になってしまった茨城県ですが、魅力がないというのは本当なのでしょうか。

近年では、春のひたち海浜公園のネモフィラ畑が絶景スポットとして毎年話題にあがります。

ひたち海浜公園

訪れたことのある人ならわかるか思いますが、茨城県は都内からのアクセスは1〜2時間ほどでありながら、豊かな自然に心落ち着く田舎風景、古くから続く伝統工芸、そしておいしい食材を味わうことのできる最高の場所です。

週末に日帰りで遊びに行くこともできる茨城県。その魅力について紹介していきましょう。

茨城県とは

東京の北東にある茨城県は犬の横顔のような形をした太平洋に面した県です。人口は約290万人で、全国では11位の人口の多さになります。

県庁所在地は水戸市にあり行政の中心を担っていますが、学術・研究都市の筑波研究学園都市と呼ばれるつくば市が近頃では文化の中心として賑わっています。

つくば市はTXつくばエクスプレス線も開通して、秋葉原から快速でたったの45分と、東京からさらに近くなりました。

つくば市内では、まつりつくばやラーメンフェスなど、若者向けの楽しい行事も開催されています。

茨城県の自然

山と海に囲まれた茨城県は自然に溢れていて、子どもから大人まで老若男女問わずその自然を体感し楽しめる場所です。

北茨城の大子町にある袋田の滝は、日本の名勝、そして日本の滝百選に選ばれている上に、華厳滝、那智滝と並ぶ日本三名瀑としても数えられています。

そして、日本百景の筑波山。日本百名山の中で一番低い筑波山は、比較的登りやすく、気軽に登山ができ小さいお子様でも登れます。地元の小学生は年に1度山登りの行事があるそうですよ。関東平野を見渡すことのできる山頂からの景色は息を飲む美しさです。春先には梅まつりや、秋には紅葉のライトアップも楽しめる四季を感じることのできるスポットです。

また、茨城県には海もあるんです。茨城の海といえば大洗ビーチ。海水浴もマリンスポーツも楽しめますよ。潮干狩りもおすすめです。

山、海、それだけではありません。とっても大きな湖も…!
茨城県にある霞ヶ浦は、琵琶湖に次いで全国で2番目に大きい湖だということはご存知でしょうか。霞ヶ浦では遊覧船に乗ってクルージングを楽しんだり、釣りを楽しむ地元の人もいます。

茨城県の伝統工芸

常陸国として古くより栄えていた茨城県は、歴史も非常にリッチ。

茨城県結城市で奈良時代より紡がれ続けてきた結城紬は最高品質の絹織物で、2010年にユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

また、笠間市の笠間焼有名で、市内にはたくさんの体験施設もあり、観光で訪れても楽しいです。

毎年ゴールデンウィークには笠間市では陶炎祭(ひまつり)が開催され、たくさんの陶芸家が出店します。全国より人が集まり非常賑やかで盛り上がりを見せているイベントです。

茨城県の食

奈良時代の常陸風土記には「常陸国(茨城県の旧称)は、肥沃で海亜山の幸に恵まれている」と記されています。
茨城に食のイメージはパッとしないのかもしれませんがフレッシュなあらとあらゆる食材の採れる茨城県はまさに食の宝庫。

実際に茨城県を訪れてみるとわかると思いますが、東京から目と鼻の先の距離であるのにも関わらず、たくさんの畑や田んぼを目にします。

特に農業は、北海道に次いで全国2位の農業産出額を誇り、メロン、レンコン、白菜などは全国一位の収穫量です。

ご当地グルメ

常陸牛
常陸牛は茨城県を誇る国産黒毛和牛のブランド。A、Bの4と5等級にのみ格付けされた最高級ブランドで、ステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きなどにすればとろけるようなおいしさです。

あんこう鍋
一方、海の幸を代表するのは高級魚あんこう。茨城では11月〜3月にあんこうが獲れ、県外から茨城のあんこう鍋を食べに来る方も多数。
あん肝が溶けた黄色いスープにはコクがあり、病みつきになるおいしさです。

あんこう鍋

地酒も有名!

茨城県には古くから続く日本酒の酒蔵が40以上あり、その数は関東で1位。もともと水と米に恵まれた土地であったため、日本酒造りが栄えたといわれています。

地酒

江戸時代創業の茨城県つくば市の稲葉酒造は、もともと茨城の地元の人に親しまれてきた地酒。地元でのみの販売をしていましたが、現在の6代目の女性当時になってからは世界各国にも輸出をし、世界のコンテストで受賞するなど、その味を評価されています。

全て茨城の原料で作った、ピュア茨城というお酒は、茨城のお土産にピッタリでしょう。

茨城県は魅力度最高!

茨城県には隠された魅力がたくさんあります。
魅力度ワースト1位に例年ランクインしてしまうのは、アピールが下手なだけかもしれないですよね。

自然に触れるも良し、伝統を体験するも良し、おいしいグルメを味わうも良し。

あなたのその時の気分にあったニーズを満たしてくれる魅力度最高の県です。

次の週末はぜひ茨城県を訪れてみてはいかがでしょうか。

MisakiHoshi(misakihoshi)
ミスジャパン・ツーリズム・インターナショナル2017-18 / いばらき観光マイスター / SSA認定酒ソムリエ 茨城県つくば市に生まれ、18歳まで地元で過ごす。大学時代にアメリカ留学をし、海外在住歴は4年半。海外文化に触れたことをきっかけに、日本文化や国内観光への興味を深める。 旅行が好きで世界中を旅し、その様子をブログやSNSで発信していたところ、トラベルライターとしてスカウトされ本業に。 国内ミスコンテストにミス茨城として出場し、ミス・ツーリズム・インターナショナルの世界大会に日本代表として選出される。 特技は振袖を自分で着付けることができること。
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