【群馬県】群馬県を知る。群馬県民は群馬県を誇りに思っている!?
「未開の地」「秘境グンマー」と、何かとネット上で話題にされる群馬県。しかし、平成29年の群馬県の「県政県民意識調査アンケート」では県民の60%以上が「群馬県を他県に自慢できる」と回答しています。どんな魅力があるのでしょうか?
2019年に公開された映画「翔んで埼玉」は記憶に新しいですが、群馬県を題材にした「お前はグンマを知らない」をはじめとした群馬県をテーマにした作品もいくつか存在します。このような作品が登場するのも、群馬県民の多くが、地元を誇りに思っているからかも知れません。
今回の記事では群馬県の基本情報から群馬県の知られざる魅力について深掘りしていきます。
基本情報
群馬県といえば、真っ先に上がるのが「富岡製糸場」ではないでしょうか。世界遺産にも認定されたのは、皆さんの記憶にも新しいことと思います。こちらは、日本初の官営模範製糸場であり、官営模範というのは明治政府の政策によって産業の隆盛を目指すべく設立された工場のことを指します。富岡製糸場の他には、八幡製鉄所や造幣局があります。
そんな歴史的建造物で有名な群馬県ですが、まずは群馬県の基本情報から、ご紹介していきましょう。
人口
群馬県の人口は193万人です。現在は穏やかな減少の一途をたどっています。今後も老年人口は増加するものの、出生率が減少の見込みとなっているので人口の減少は歯止めが効かないと予想できます。この場合、問題となるのが、総人口の減少よりも15〜65歳の生産年齢人口の減少です。これはお金を稼ぎ消費する層のことを指しますが、これによって地域の経済循環が鈍化することで地方経済に大きな痛手となるのです。しかし、「群馬県を他県に自慢できる」というマインドは人口減少に立ち向かう大きな活力になるかもしれません。
自治体
群馬県の県庁所在地である前橋市は、日本で最も気温の高い県庁所在地としても知られています。気温のランキングをみても常に上位に群馬県の都市がランクインしています。
他にも、桐生市は1300年を超える織物の歴史があるということで有名で、別名「繊維の街」とも呼ばれています。ファッションに関心のある方ならご存知かもしれませんが、歴史的な背景があり、桐生市出身のデザイナーさんも数多く存在しています。
産業
群馬県の産業は輸送用機器関連産業がメインの産業になっています。これは、自動車をはじめ鉄道や船、航空機など、人間や物を運ぶ乗り物を指します。例えば、マツダやダイハツ、スズキ、トヨタ、本田、日産といった自動車産業の核となるメーカーが該当し、日本の国際的な競争力の要となっています。群馬ではそれらの大手メーカーはもちろん、地元の中小企業も点在し群馬に集積しています。このような日本全体を見渡した際にも、中核となる産業が地元にあるということで、群馬県を誇りに思う気持ちにつながっていることが考えられます。しかし、現在は少子高齢化の影響もあり、「車離れ」が進んでいます。さらにAIによる自動運転をはじめとする電気自動車やハイブリッドカーなどの新規性のあるタイプの自動車産業に如何に対応していくかが鍵になりそうです。
名所
群馬県の名所といえば、真っ先に上がるのが「草津温泉」です。こちらは温泉の有名な日本の中でも特に知名度が高く、日本三名泉にも名を連ねます。さらに、江戸時代後期以降に作られた温泉番付でも常に最高位の大関に認定されていました。
また、先述した「富岡製糸場」も名所の1つです。近代文化の象徴としてはもちろんですが、絹産業における技術革新や文化的交流などにも貢献度の高い群馬県の資産として県内外から高い評価を得ています。
主要生産物
群馬県は輸送用機器関連企業の他には、食品関連産業も大きな産業です。知られざる生産物が目白押しです。
こちらも大手メーカーをはじめとし、地元も中小企業が混在しています。その中でも、群馬県はこんにゃく芋の生産量が群を抜いて全国1位を誇ります。近年の健康食ブームも後押しし、インドなど海外でもこんにゃく料理は注目を集めています。他にも400年以上の歴史を誇ると言われている「水沢うどん」も有名です。度々ガイドブックでも取り上げられているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。うどんと言えば、讃岐うどんや稲庭うどんが有名ですが、それにつぐ存在としても知られています。
他にも先述した「富岡製糸場」の件もあり、絹の生産量、養蚕農家の数、蚕から取れる繭の収穫量も日本一です。なんと2位の収穫量の2倍以上を誇ります。世界遺産としても注目されているので一見の価値ありでしょう。
影の薄い県と揶揄されてしまうこともしばしばですが、富岡製糸場をはじめとした絹の生産量や草津温泉など名所が豊富です。それらを見て回ると同時に水沢うどんやこんにゃくなども口にしておきたい名産です。さらにそれらが群馬県民が「群馬県を他県に自慢できる」と誇りに思う所以であることは間違いありません。
画像はググっとぐんま公式サイトページより転載しました
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