【徳島県】伝統を大切にする徳島県の魅力

徳島県は四国の東端にあり、本州とは世界最長のつり橋である「明石海峡大橋」や「大鳴門橋」で結ばれています。県土のおよそ8割が山地を占めており、1000mを超える山も多くあり自然が豊かです。

西部エリアは大歩危・小歩危や一宇峡など、絶景を堪能できるスポットが豊富です。南部エリアは山地が直接海に迫った岩石海岸になっており、深い海を有する鳴門方面の眺望を望むこともできます。

気候は大きく2つに分けられ、北部は瀬戸内気候に属し全国的に見て少雨地域ですが、南部は太平洋気候に属し日本でも有数の多雨地域となっています。

四国に八十八ケ所ある札所を歩いて回る「お遍路」のスタートとなる、一番札所「霊山寺」があるのも徳島県です。

阿波踊り

徳島の阿波踊りは、400年を超える歴史を持つといわれています。阿波踊りは、お囃子に合わせ手をあげて踊る比較的自由度の高い踊りで、豪快な「男踊り」と艶やかな「女踊り」があります。

近年では、全国各地で町おこしの一環として阿波踊りが開催されていますが、ここ徳島県が本場です。毎年8月に行われるイベントには、国内外から100万人を超える観光客が訪れます。

鳴門海峡

鳴門市と淡路島の間にある鳴門海峡は、潮の流れと地形によって生まれる「渦潮」が有名です。観潮船に乗船すれば、渦潮のそばまで接近できその迫力を感じることができます。また、大鳴門橋の車道の下には「渦の道」と呼ばれる遊歩道と展望室があり鑑賞することもできます。

すだち

すだちは徳島県を代表する特産品の一つで、全国シェアはなんとほぼ100%。さわやかな香りと独特の酸味が特徴で、レモンを上回るほどのビタミンCを含んでいます。
すだちは、万葉の大昔より食用および健康の元として珍重され、神山町には樹齢200年を超える古木があります。すだちの花は県花にも指定されており、5月頃に可愛らしい白い花を咲かせます。

藍染

徳島は、藍染の原料となる「蒅(すくも)」づくりの本場として知られています。伝統の製法でつくられる蒅は「阿波藍」とも呼ばれています。阿波藍の起源は平安時代といわれ、明治以降も盛んに行われていましたが、安価なインド藍が輸入されるようになってからは衰退の一途をたどりました。しかし近年、天然藍のもつ美しさや風合いが見直され、静かなブームを生んでいます。

ご当地グルメといえば

半田そうめん

伝統的手延べ製法でつくられる「半田そうめん」は、一般的なそうめんよりもやや太く、強いコシと、モチモチとした弾力、ツルッとした喉越しがあります。冷やしても、温麺にしても、炒めてもおいしさが損なわれることがなく、アレンジ料理にもおすすめです。

竹ちくわ

小松島市の名産品で、竹に魚のすり身を巻きつけて焼いたものです。竹からちくわを外さずに、そのままかぶりついて食べるのが特徴で、スーパーなどでも竹に刺さったままの状態で販売されています。醤油やすだちを絞って食べることもあるそう。

徳島ラーメン

大きく分けて、白・茶・黄・の3系統のスープが特色となっている徳島ラーメン。麺は少なく短めで、具に青ネギ、モヤシ、甘辛く煮た豚バラ肉をのせる店が多くあります。生卵をトッピングする食べ方から、すき焼きのような感覚のラーメンと言われることもあります。

日本編集部(Nippon Editorial Department)
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