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【東京都】ランキングで見る意外と知らない東京の真実! 世界の憧れトーキョーの乙な楽しみ方・粋な遊び方

政治・経済・歴史・文化など日本一の首都として、世界でもトップクラスの主要都市東京は、今や世界から熱い視線が注がれる「一生に一度は行きたい町」に挙げられています。東京にいるとついつい見逃しがちな「東京のリアルな姿」を、各種ランキングを参考にしながら、世界の窓から外位置に立って覗いてみましょう。

東京の真実

1.人口

東京の人口は約1400万人(2019年6月調査)で日本一、首都圏人口においては圧倒的に世界一であることは揺るぎない事実です。しかし人口密度はというと、インドのムンバイや中国の香港だけでなく、ニューヨークやパリといった大都市より低いのをご存知でしょうか?都市圏と言っても、都心の23区内でさえ一軒家がゴロゴロ散在し、意外と一人当たりの居住空間は広く守られているのです。

また、東京に初めて来たフランス人夫が、「人混みが多い」イメージがあった東京の渋谷を初めて歩いて、「人は多いけど圧迫感がない」「パリみたいに緊張感を感じない」と、東京の「ゆったりした空気」に感銘を受けたそうです。ただそれは、道行く日本人が放つ穏やかな空気がそうさせていて、大都市だからこそ不可欠な「他人を気遣う思いやり」「和の精神」が、ギスギスしない町を創り出しているのでしょう。

2.地理

東京は都心の23区、多摩地区、島地区に分けられ、山あり谷あり海あり島ありの何とも恵まれた地理環境にあるのを、どれだけの都民が認識しているでしょう。首都ながら日帰りで登山・ハイキング・海水浴に行けるなんて恵まれた立地条件は、ニューヨーク、パリ、ロンドン、ベルリン、ローマといった他の先進国の大都市には存在しません。

都民も意外にも知らない事実ですが、東京は日本最南端、最東端の都道府県なのをご存知でしょうか。小笠原諸島の沖ノ島、南鳥島がその端に相当し、天然記念物クラスの動植物も多い、日本のガラパゴスと言われる島々なのです。

3.都のシンボルマークとイチョウ並木

東京都の「都の木」は、1966年の都民投票で「イチョウ」に決まりました。確かに都内にはイチョウ並木が有名な秋の絶景スポットが多数存在します。お薦め順にご紹介すると
(1)明治神宮外苑(港区)
(2)昭和記念公園(立川市)
(3)光が丘公園(練馬区)

などがありますが、都内の大学にもイチョウ並木が美しいスポットが幾つかあります。こちらは人出も少ないので紅葉スポットの穴場と言えるでしょう。
(1)東京大学本郷(文京区)
(2)東京大学駒場(渋谷区)
(3)早稲田大学(新宿区)

そして都のシンボルマークがイチョウの形をしているのをご存知でしょうか?1989年の都政100周年を記念してデザインされたのですが、実はこれは「イチョウ」ではありません。東京都の頭文字「T」を表したもので、デザイナー曰く「イチョウのようでイチョウでない」という曖昧さがポイントなのだそうです。

4.東京の魅力

英国のエコノミスト誌が安全性、医療、文化・環境、教育、インフラの5項目を評価して毎年選ぶ、「世界で最も住みやすい都市ランキング2018」で、東京は第7位にランクインされています。

そんな住みやすい都市東京で、各地区の特色も昔とは変わってきていて、都内の「住んでみたい街ランキング」では、トップ10の中に北区赤羽、江東区豊洲、杉並区阿佐ヶ谷、豊島区池袋といった意外な町がランクインされていて意表を突かれました。ひところブームとなった元祖セレブベストセラー小説「なんとなくクリスタル」では、754地区(電話番号が当時の754で始まる山手地区)が憧れとされていましたが、今は町の雰囲気より暮らし易さに重点が移っているようです。私が長年暮らした渋谷区上原も9位にランクインされていましたが、確かに便利で暮らし易い環境でしたね。

5.地価

暮らし易いとはいえ、田舎と比べると土地は高く、特に銀座は世界一土地が高いというイメージがありますが、実は銀座の地価は世界で6番目なのです。ニューヨーク、ロンドン、パリ、ミラノといった先進国の都市の一等地より安いとは驚きです。1位は中国の香港で、銀座で爆買いする香港の観光客からすれば、銀座は格下なのかもしれませんね。

東京の通な楽しみ方

1.観光地の推移

今や東京は世界中の人々が一度は行きたいと憧れる、ミステリアスでエキサイティングな町なのです。かつては外国人が憧れる日本の都市と言えば京都が真っ先に挙がりましたが、今は東京です。また東京の観光地で外国人が行きたい街No.1は昔は浅草でしたが、今は渋谷です。その推移の秘密は?何がそんなに外国人を魅了して止まないのでしょう。

(1)「古い」が斬新!
渋谷、新宿など、戦後復興してきた街には歴史があり、古い路地や商店街をそのまま残しつつ、時代に合わせて斬新なスタイルを同居させ変化してきました。「古」に溶け込む「超維新」という、一見合うはずもないのに調和が取れた町並みが外国人を魅了しているのです。

(2)禅なる「静」と生なる「動」の融合
例えば、静かな明治神宮を出ると賑やかな原宿の竹下通りや、無数の人が静かにぶつかることなく交差する渋谷のスクランブル交差点など、外国人が衝撃を受ける理由は、そこに「静」と「動」がうまく調和しているからなのです。

(3)古い商店街が熱い!
浅草や築地など古い町並みが残る主要観光地以外にも、谷中商店街、神楽坂、戸越銀座といった観光とは無縁だった活気ある古い商店街が外国人観光客に注目されています。古い町に息づく伝統と歴史、今を生きる人々の活気を肌で感じながら、古い町並みで新しいグルメや土産物を発掘するのも、街歩きの愉しみなのです。

2.「新しい」が超クール! 

平成以降人気が出てきた新しい観光スポットと言えば、アキバこと秋葉原です。漫画やアニメといったサブカルチャーは、日本独自の文化として進化し、情報発信地としてのアキバは、世界のアニメ&コスプレファンの聖地となっています。そんなアキバには世界中のオタクを魅了する娯楽スポットが満載です。

(1)よりどりみどりのメイドカフェ
(2)ガンダムファンにはたまらないエキサイティングな「ガンダムカフェ」
(3)激レアなコレクショングッズが揃う究極の専門店各種「武装笑点」「ちゃばら」など
(4)漫画の史上最強店舗「まんだらけコンプレックス」
(5)ガチャポンの聖地「ガチャポン会館

などなど、オタク文化発祥の地でオタク文化に触れることで、日本文化の奥深さを再発見すること間違いなしでしょう。浮世絵に端を発する漫画、からくり人形に歴史が遡るロボット文化、そこから発祥した鉄腕アトムといったロボットアニメなど、オタク文化には日本文化の伝統と粋が詰まっているのです。

まとめ

世界の視点に立って東京を見ると、日本にいると気付かない東京の良さを再発見することがあります。東京はその経済規模、地理的条件、歴史、長く育まれた文化だけで十分魅力がありますが、何よりそこに住む人々Tokyoiteの資質そのものが都の財産であることに、世界の人々が気づき羨望の眼差しを向けているのです。

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